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助成金の申請と就業規則


飲食店専門社会保険労務士の原です。

このコラムでは、飲食店開業の際に役立つ助成金について執筆していきます。


 

キャリアアップ助成金をはじめ、助成金を申請する際には、

多くの場合「就業規則」を添付書類として提出します。

 

就業規則は有期労働者用正社員用、そして賃金規定

育児介護規定等から構成される会社のルールブックです。

 

他の会社のものをコピーして使用したり、

サイトからダウンロードして会社名だけ変えて使用したりすることは

お勧めできません。

なぜなら、それらの就業規則はあなたの会社の実情に合っておらず、

また労働者有利になっているものが多く、会社を守れない可能性があるからです。

 

私はこれまでに500社を超える就業規則を拝見してきましたが、

何も問題が無い就業規則はとても稀です。

 

また、助成金の申請には、それぞれの助成金の趣旨に合わせて

就業規則の変更や加筆が必要な場合があります。

難易度が高いので、ご自身で作成・修正することはお勧めしていません。

 

例えば、キャリアアップ助成金のマニュアルには

就業規則の変更例が記載されていますが、

その通りに作成しても必ずしも助成金が貰える訳ではありません。

実は自社の実情に合わせて修正が必要なのです。

 

支給申請時に就業規則を提出して、

初めて支給要件を満たしていない就業規則だったことが指摘され、

1年以上の取り組みが無駄に終わったことに気付きます。

 

マニュアルには、「就業規則等への規定例」と書いてあるので、

記載ミスではありません。

ただし、専門家以外の方にとっては非常に分かりにくい、

不親切な書き方であると言えるでしょう。

 

さらに、助成金のルールは少なくとも年に2回(4月と10月)変更があります。

申請用紙が変更になったり、新たな条件が追加されたりしますので、

我々専門家も常に新しい情報を入手して万全を期しています。

 

就業規則は、わずか数文字が間違っていただけで

助成金が全く受給できないこともありますので、

細部にわたって慎重に作成する必要があります。

 

費用対効果を勘案し、専門家を上手に活用して、

自社にベストマッチな就業規則をご用意ください。